
元祖マスコット 1-2 新勢力マスコット
さまざまな分野の技能拾得や成長過程を表す言葉として、「守破離(しゅ、は、り)」がある。
語源は世阿弥の「風姿花伝」とも言われているが(但し「風姿花伝」にはこの言葉は出てこない)、
言葉の意味としては
守・・・基本を忠実に守る、教わったことをそのまま再現する段階
破・・・体得した基本に工夫を加えて、自分なりに改良していく段階。英語で言えばブレイクスルー。
離・・・型から離れて、変幻自在なオリジナリティーを確立する段階。又の名を名人芸。
ぐらいの意味になる。
この3ヶ月の間、カボレとジョーの移籍、モニとナオのケガによる離脱などのアクシデントがあったが、
東京はチーム力を落としてはいない。
もし誰かが欠けるとチームとして機能しなくなると言うレベルだったら、
ナビスコカップファイナリスト、リーグ戦現在5位という成績は残せていないはずだ。
清水はショートパスを織り交ぜながら、コンビネーションで相手を崩していくと言う、
ある意味イトコぐらいの近さをもつチームだ。
その似たようなコンセプトを持ち、かつコンビネーションが熟成されている相手を、
自分たちのやり方で撃破したという事実は、成長の証以外の何者でもない。
「ムービングフットボール」というそれまでの趣向とは違うコンセプトを掲げてトライすること1年半、
いよいよチームが「離」の過程まで来たのかなと思う。
例えば攻撃陣はカボレが抜けた穴を赤嶺が埋めているが、
赤嶺がカボレと同じことができるわけではない。
なので赤嶺を活かすように周囲の選手が役割やパターンを自動修正して、
赤嶺を活かすパターンを(比較的短期間で)確立している。
結果としてオフサイドでノーゴール判定になってしまったが、
今日の清水戦で羽生のスルーパスに反応して裏に抜け出した赤嶺のプレーは、
今まで見られなかった攻撃の型だ。
守備陣も「クワトロボランチ」ばかりに目が行きがちだが、
4人の役割やパターンは夏の頃のそれとは違ってきている。
例えば梶山がボールを捌く位置は、涼しさが強まるにつれ、より攻撃陣に近い位置になっている。
どちらかと言うと守りを優先して深い位置で控えることが多かった今チャンは、
他の選手(例えばブルーノ)に積極的に守備を任せて、攻撃参加することが増えてきた。
チームが「離」の過程まで来た!という個人的な妄想のスパイスを振りかけたまま考えていくと、
シーズン終盤、ナビスコカップ決勝前、天皇杯、という大事なことが重なるタイミングで、
この過程に来たということは、ニヤニヤせざる得ない。
2010年1月1日まで簡単な試合なんてひとつもないだろうけど、試合を重ねれば重ねるだけ、
東京のサッカーは右肩上がりに加速していく。
2004年のナビスコカップ優勝後、低迷しもがいた時期もあったけど、
いよいよタイトルと言う結果を自分たちの力でもぎ取れるところまで来たんだな~と思うと、
ワスも息子も昇天確実 (c)舐めダルマ親方ですよ!!!!!!
最後に清水戦について三行で。
・梶山すごすぎ。突き抜けた存在になりつつある。従来の技術力に視野の広さがついてきた。
・代表での経験が、徳永のレベルを押し上げた。頭がいい証拠。決勝でも大きな働きをするはず。
・「離」のための触媒は、羽生さんだよね。やっと周りが羽生さんを使うことを覚えた。